
2歳~3歳は、なんでも自分でやる!のお年頃。お出かけのとき、自分で靴を履こうと頑張るものの中々履けない・・・中には悔しくて泣いてしまう子も。
子どもの履きたい!を叶えるためにサポートママたちの秘策をご紹介します。
靴を履かせる前のサポート

カカトにループをつける

靴のカカトにプラスチックのチェーンリングを取り付けることによって、カカト部分を持ち上げやすく、足を滑り込ませやすくなります。
チェーンリングは、100円ショップなどで購入ができます。チェーンリングがない、または付ける場所がない、という方は使わなくなったヒモなどをカカトに縫い付けてみてください。
中敷にシールを貼る

靴を履くときに、どっちが右足で、どっちが左足かまだ分からない・・・というお子さまにはこの方法がおすすめ。
中敷にシールを貼って分かりやすくしましょう。絵が完成すれば、左右が揃います。
剥がれてしまうんじゃない・・・?とご心配であれば、ワッペンタイプのものにするか、はじめから中敷に左右がプリントされている商品のも良いと思います。
分かりやすく絵で書かれているため、子どもでも直感的に見て分かる優れものです。
中敷にプリント!キッズ スニーカー ANPANMAN APM C150

https://www.kutsu-nishimura.net/c/kids/apmc150
靴を広げる
足入れがしやすくなるように靴ヒモ、またはベルトをしっかり緩めて、ベロ部分を開きます。これで準備完了です。
靴を履くときのサポート

ベルトタイプは上段から締める
靴に足を入れたらカカトをトントンッとします。このとき、つま先でトントンしないように注意してください。足が前に滑ってしまい、指先が自由に動かしづらくなってしまいます。
靴のカカトがしっかりフィットしたら、次はベルトです。ベルトが2つ付いている場合は、上段のベルトから締めましょう。上段から締めることでカカトと甲部分でしっかり足をホールドできるので、安定性を高めます。
また、指先が自由に動かせるため、踏ん張りがきくようになります。
つま先をあげたままベルトをピタッと
靴ヒモタイプ、ベルトタイプ、ダイアルタイプの全てのタイプに共通して言えることは、つま先を上げたままヒモを結んだり、ベルトを留めたりすることです。
つま先が地面に付いていると、足幅が、踏み込んだときの広がった状態と同じようになります。この状態でカカトと甲を固定してしまうと、フィット感が悪くなてしまいます。
靴を履いたあとのサポート

ここで最終チェックです。ケガをしないよう、ちゃんと履けているか、フィットしているかを見てあげましょう。チェックする項目は次の2つ。
1.つま先に0.5cm~1.0cmほどの余裕があるか
つま先に余裕を持たせることで足指が自由に動き、前に押し出したり、踏ん張りがきくようになります。
ここで注意していただきたいのが、子どもの靴はジャストサイズを履かせるのではなく、指先に余裕を設けるということです。ジャストサイズの靴を履くと、歩くたびに靴の壁に指がぶつかり、指が変形する病気になる危険性があります。
子どもはなかなか自分から「靴が小さくなった」とは言いません。定期的に大きさはどうか聞いてあげたり、中敷が外せる場合は、中敷に子どもの足を合わせてみて余裕がどのくらいあるかチェックしましょう。
子どもの足の成長の妨げにならないように、替え時の目安は、つま先の余裕が0.2cm~0.3cm程度になった頃です。
2.足回りはちゃんとフィットしているか
足回りの甲全体がフィットしているか、以下の3箇所を触ってチェックします。
・指の付け根の横にあたる部分はフィットしているか
・甲部分はフィットしているか
・カカトはぶかぶかしていないか
なぜ大きめの靴はダメなのか?

子どもの足はすぐに成長するからといって、大きめの靴を選んでいませんか?ぶかぶかの靴を履いているときは、脱げないように指先を踏ん張って甲を高くして歩くことになってしまいます。
子どもの場合、土踏まずが成長途中のため、そのような状態が続くと、健全な形で土踏まずが成長しにくくなります。
将来的にO脚やX脚、扁平足といった症状になってしまう恐れがあるので、大きいサイズの靴を履かせることは、子どものためによくありません。
3~4ヶ月に1度はサイズの確認を
お子さまの足は早く成長します。3~4ヶ月に1回を目安にサイズの確認をしましょう。
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まとめ
以下の点をチェックして、お子さまの靴を履くときのサポートをしてみてください。
・かかとにループをつける
・左右がわかるように中敷にシールを貼る
・靴を広げて緩めてから渡す
・かかとをフィットさせたまま、つま先を上げて甲を固定する
・つま先に0.5~1.0cmの余裕をもたせる
・足回りはフィットしているか
・3~4ヶ月に一度はサイズを確認する